今回の家は、土地が袋小路(道路からの入口部分が細い通路状になった敷地)です。
しかも敷地前の道路も狭く、お隣も工事中でいろいろと気を付けないといけない現場です。
天気のいい中での地鎮祭です。
今回は、お子さんたちも一緒に土地のお清めのお手伝い。
無事地鎮祭も終わり、工事開始です。
今回は、地盤の強度が悪く地盤改良工事(柱状改良杭)が必要でした。
最初に、現地にて家を建てる地面(GL)の高さの確認を行います。
動かないものに基準の高さの印をつけます。
そのあと、建物に位置に合わせて杭を打つ位置の印をしていきます。
奥にあるのが、今回杭を打つ機材です。大きいですね~。
印が終わると、順番に杭を打っていきます。
機材のシルバーの棒状のもので穴を掘って、棒の先からセメントミルクを流し込んでいきます。
近くの袋は、セメントミルクの材料のセメントの粉が入っています。
袋に番号がありますが、これは今回の建物の杭に必要な材料をちゃんと使っているかチェック
するためです。
杭が打ち終わると、高さをチェック。
基礎の底にちゃんと接地させるため重要なポイントです。
杭工事も無事終わり、基礎工事に入りました。
まず、建物の位置を正確に出すために遣り方を出します。
これが間違っていると、全てがずれてしまうのでとても重要です。
遣り方が終わると、基礎の床掘りです。
ここで、杭の頭が出てこないといけませんが掘って整地するとキレイに出てきました。
精度はバッチリです。(白い丸いのが杭です)
その後、地面からの湿気を止めるためのビニールシートを張り、鉄筋を組んでいきます。
建物はそれほど大きくないですが、全ての物件で構造計算をかけています。
今回は木造3階建てで、しかもガレージ付です。
普通あまり行わない地中梁があったり、鉄筋自体が太めで間隔も狭くなります。
第三者機関の配筋検査、コンクリート打設、養生期間を経て、
基礎も無事綺麗に完成しました。
これから、建て方が始まります。