ふすまを製作する前に、厚いカタログの中からサンプルを選んでいただくのですが、ご家族で「これは?」と意見を出されながらの色選びはとても楽しそうです。こちらのカーテン選びの時も、同様の光景が見られました。
大工さんによって、デッキ作りが始まりました。ここに束で置いてあるのが防腐処理をされた木材です。
木の中に薬が入っているので、風雨にさらされても痛みにくい木材になっています。
その後、板壁の塗装も始まりました。二回目の塗装をして取付工事完了です。
洗濯機が入るスペースにタイルを張りますが、一部配水管部分のタイルを丸くカットしなければなりません。
慎重に電動カッターで細かくカットしながら、徐々に穴を開けていきます。カットが終わり、床に張られたタイルです。
この時床下に防蟻工事が入る前の掃除をしました。基礎の上を掃除機で掃除しながら、同時に床下の工事に問題がないかチェックをします。床を張る前に掃除をしていたので、あまり汚れていませんでしたが床下全体を回るのはとても大変でした。
床の養生シートを剥がし、床塗装(リボス … 自然塗料)が行われた翌日は色々な仕上の業者さんが入れ替わりで作業をしました。
建具屋さんは自宅工場で加工した建具を現場で微調整して取り付け中です。住宅設備機器、タタミ、ふすま、照明も全て入り、内部は完成です。
外構工事も、施主様の希望の木を庭師さんにより、家とのバランスを考えて植栽がされました。
そして、ようやく二世帯住宅が完成いたしました。玄関は一箇所ですが、1,2階共施錠付きの建具を取付て分けています。
1 階は和をモチーフにしています。普段は広い空間で生活をされますが、お客様が宿泊されても、障子で仕切られるようにしてあります。
2 階は洋を取り入れ、階段との仕切りにガラスを使うことで明り取りや空間を広く見せる工夫もされています。
また、プライベートは完全に仕切りたいとのご要望でしたので、個室風な作りに仕上げ、施主様も気に入られています。
キッチンの収納もそれぞれ使われる方のご要望に合せた造りになっています。
1 階バック収納は食品や食器等がたくさん入れられるように仕上げています。
2 階のバック収納は目線の高さにはあまり物を置かないようにしたいご要望で、腰までの高さに仕上げてあります。