瀬々串の家 工事が始まりました。

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鹿児島市の南部、眺望の良い場所で樅の木の家づくりが始まりました。

現地が、茶畑だったところを綺麗に整地して地縄を張って建物の位置確認をして、まずは地盤調査です。

建物の四隅と中心部分をスウェーデン式サウンディング試験を行います。

地面に、ドリルの刃先がついている鉄の棒(一定の重りを付けています)を回転させながら

貫入させ、一定距離までの回転数・貫入量等で地盤の強度を測定していきます。

この後、測定資料を元に地盤強度の解析をしてもらいました。

今回は、地盤の強度が悪く杭打ち工事を行うことになりました。

工事の手配をして、快晴の中の地盤改良工事(杭工事)です。

現場にて、杭用セメントの材料を現地に運んで上記写真の機材にて地面に穴を

掘って、穴の中に現地の土とミルク状にしたセメントを混ぜ合わせ、

杭を造っていきます。この工法は、ピュアパイル工法といいます。

この工法、杭を造る際に騒音・振動が少なく、工期も短くなる工法です。

今回は、平屋建てということもあり68本の杭を造りましたが、2日間ほどで

無事終わりました。

 

養生期間を空けて、基礎工事です。

現況が排水の関係で低いので、一部土を入れてから家の配置通りに掘削が進んでいきます。

と、家の外周や主要なところから杭の頭が出てきました。

ここで、私も杭工事が必要本数打たれているかチェックです。

杭の頭は全て出して、基礎が直接乗るようにしていきます。

このようにしなしと、確実に建物を支える事が出来ないからです。

床掘も終わり、鉄筋を組んでいきます。

構造計算によって決まった太さ・間隔通りに組んでもらいます。

いつも綺麗に組んでいただき、ありがとうございます!

この後、瑕疵保険の検査も無事終わり、型枠を組んでコンクリート打設です。

 

天気が良くなった日に、無事コンクリート打設です。

よく見ていただくと分かりますが、

基礎のベース部分と立上がり部分を一緒にコンクリート打設してます。

通常は、ベース部分と立上がり部分を別々にコンクリートを打設しますが

1回で打設することにより、

継ぎ目ができず白蟻の侵入路がなくなること、一体化することにより強度を安定させる効果があります。

この後、コンクリート打設も終わり養生期間を空けて

周りを整地して、建て方が始まります。

家づくりの物語