家づくりを手掛ける匠たち(西郷)

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建築工房惠の家づくりに携わる西郷勇さんは、
この道40年のベテランの棟梁。

西郷さんに、弊社の建築写真をお願いしている黒木さんがお話を伺いました。

西郷さんから見て、田中さんの作る家はどんな家?

人にやさしい家を作りますね。

新建材などはほとんど使わずに、自然の木を使うので、私たち大工はそれを一から削ったり、加工したりしなければならないため、手間はかかります。

壁材もクロスはほとんど使わずに、自然素材である珪藻土などを使った塗り壁が多いですね。

3職人からすると手間がかかり大変でも、住む人の健康にもいいし、ハウスメーカーなどのように機械に頼らずに人の手で仕上げたものがほとんどですので、温かい雰囲気の家に仕上がっていると思います。

素材以外では、通気がよく、風通りがいいということにこだわっていますね。押入れのように布団を一日中入れているところでも、通気性を考え、杉板などを使います。通気をよくすることで住む人が心地よいということもそうですが、家にとっても大事なことだと思います。

4デザイン性も高いですから、お客様には小さいお子さんがいらっしゃる若いご家族も多いですけど、世代を超えて、いろんな年齢層の人に好まれる家を建てますね。

棟梁にとって、田中さんとの家づくりはどんなところが魅力ですか?

最近では、できているもの、素材を組み立てていくのが大工の仕事になっている現場も多いのですが、建築工房 惠では、木を削ったり、加工したりして、一から家を作っていく昔ながらの大工の仕事が出来ます。手間もかかり、大変な作業もありますが、心を込めて作り上げたあとのお客様の笑顔、引渡し後に家の心地よさを聞けることがうれしいですね。

今後、どんな家づくりをしていきたいですか?

5田中さんや建築工房と同じで住む人に優しい家づくりですね。

私の孫もアレルギー体質なのですが、世間一般に言われているようにクロス張りや新建材をいっぱい使っている家がよくないのかなぁと感じます。

アレルギーの人があまりいなかった時代の建築材料や方法で作る家は、作る手間はかかっても、やはり住む人に優しい家なのだと思います。

住む人に優しい家を、住む人の笑顔のために、「西郷さんにつくってもらってよかった」と言ってもらえるように作り続けたいと思います。

家づくりの物語