家づくりを手掛ける匠たち(ライフキッチン代表 諏訪浩)


―お仕事内容は
キッチンの担当ですけど、お客様と打ち合わせしてキッチンをどういう形で、どういう素材を使うか企画や計画を立てる仕事をしています。
―建築工房惠の特徴は
天然の素材をふんだんに使って、人に優しい家づくりですね。ただ木を使うだけでなくてその場所場所にふさわしい木を随所に使って、デザイン的にもコテコテしてなく、そのあたりは上手にされてるなといつも感じています。
―お客様からの要望は
お客様は選択肢として当然既製品のキッチンを入れるのか、私どもが作るオーダー、造作で作って設置という選択の中、建築工房惠のお客様はオーダーを選択される方が多いですね。
理由は、私たちも天然の素材を使ったキッチン作りをしますので、家にすっきり馴染むことが大きな特徴です。お客様もそこを望んでいらっしゃる方が多いですね。
建築工房惠の家づくりというのは、「必要な所にコンセントがあった方がいいよね」「だったらここからコンセントを出しましょう」という要望に対して、オーダーのキッチンというのはそれに合わせて作れますが、既製品ではそうはいかないですよね。
―お客様の要望でマガジンラック
キチンの前の方は、マガジンラックになっています。本を立てたり、その日の新聞を立てたりできます。キッチンの中でそういうコーナーを作ったりもできます。これもお客様とのお話の中で「あったら良いですね」という要望で作りました。そんなことが自由にできるし、もちろん高さとか、「ここに引き出しがほしい」「引き出しは、高さが欲しい」とかそういうことを打ち合わせで進めていけます。
―キッチンのイメージの決め方は
お客様とお話を進めながらですが、お客様もこういったイメージでしたいというのが、特に建築工房惠のお客さまは持っていらっしゃいます。
「今まで見たあんなキッチンで…」とか、「あそこで見たこういう機器を…」とか、こういうことを一つずつお話をしながら確認をしていきます。
お客様の思い描いていらっしゃる事を基本的に形にしていくのですが、お客様が気づいていないことを私の方で問題提起、もしくはご提案をして、お客様が考えているもの以上の物ができるよに心がけてやっています。
キッチンはお客様の思いのキッチンだから、その思いに負けないように真剣に取り組むのが私のスタイルです。
―お客様の反応は
引き渡しの時、お客様が仕上がったキッチンを見ながらにこやかに、「うわ―良かった!」とか「素敵だ!」とか「どんな料理をしよう」と言われる笑顔を見れるその瞬間が一番やりがいを感じるし、今までの辛いことも忘れてしまいますね。また頑張ろうかなと考えてしまいます。ありがたいことですね。
―今後どんな家づくりをされたいですか
日々、家づくりそのものがお客様に合わせて、時代に合わせて素材であったり、スタイルであったり変化してます。我々も専門業でずっとやってるけど、やっぱり勉強をしっかり欠かさずして、たえずお客様に良いご提案ができるような内容の深い仕事をしていきたいなと思います。