家づくりを手掛ける匠たち(東瀬戸 隆)


―建築工房惠の特徴は
左官の分野で言ったら、建築工房惠は自然素材にすごくこだわっていて、色んな意味で手仕事を大事にしている印象ですね。
―他との違いは
左官のコテで塗って仕上げるという所が大きく違うと思います。
塗り壁とかは昔は多かったと思いますが、簡易化といいますか工期短縮というのもありますし、どうしても左官仕事というのは手間暇かかるし工期的に延びてしまうと思います。
自然の物を使うし、天候とかにも左右される材料が多いですから、ハウスメーカーなどでも壁はクロス張りが主流というか多いと思います。
―お客様からの要望は
クロスと違ってコテだったら色々なパターンやバリエーションをつけられるので、その場で打ち合わせして決めます。ある程度お客様の要望に応えられるように職人としてやってます。
―仕事への魅力は
一番の所は、自分が手がけた物が半永久的に残っていくところが魅力です。
大変な部分もありますけど、手間暇かけた部分でお客様や施工主さんに喜んでもらえた時が一番のやりがいがあります。
―大変な要望はありましたか
技術的に難しいというのはありますが、そこはプロとして応えていきたいという部分はあります。
無理だと言ってしまえばそれまでなので、色々と実験してやれるところは挑戦して極力要望には応えたいと思っています。
材料によっても同じやり方では通用しないというか、このコテでこの材料は塗れるけど、この材料では塗れないとか、また四季では夏と冬では全く乾燥する時間が違ったりタイミングを合わせる難しさもあり日々勉強です。
―お客様の反応は
仕上がってお客様に入ってきてもらった時に、フワッと顔が笑顔になった時、言葉じゃなくそういうのも嬉しいですね。
「綺麗になってます。」と言われると、さらに嬉しいです。
―今後どんな家づくりをされたいですか
技術向上はもちろんですが、お客様に喜んでもらえるようにいろんな面で勉強をしていきたいと思っています。