『まるで雑木林のなかにいるように、木々に囲まれた中で暮らしたい』とご夫婦
ご希望通り、造園工事では家の周りに色々な樹木を植えてもらいました。
今は植えたてですが、数年後には樹木の中に家が建っているように馴染んできます。
また、庭師さんの提案で駐車スペースに防虫防腐処理を施した木材を
轍とアプローチ部分に敷き込むことになりました。
以前は枕木を使用していましたが、数年でボロボロになり交換を
することになるからとの理由です。
また、造園の土留に小さな花が咲くイワダレソウを植えました。
これは踏まれても丈夫で繁殖力が強く、数ヶ月で土の表面をきれいに覆い尽くしてくれます。
玄関アプローチに使用しているタイルは素焼きのハンドメイドで、
表面はきれいに仕上げているために、雨の日の濡れた状態でのスリッパには
危ないので社長の提案で裏面の凸凹を利用することになりました。
リビングに入ると目に飛び込んでくるのが薪ストーブで、
オブジェのように思われる方もいらっしゃいますが、これは部屋全体を暖めるのに十分火力のあるストーブです。
薪ストーブで欠かせないものが『薪』。
社長は薪集めを楽しめる方にお勧めしております。
春夏の間に薪を集め乾燥をさせますが、今シーズンの冬からは使用できません。
完全に中まで乾燥はしていなく、一年以上は干しておかないと煙突の中に
ススが着くので、十分な乾燥をしてからのご使用を勧めています。
キッチンは奥様のご要望通りの仕上げになっています。
キッチンに立った時の収納スペースもですが、ダイニング側からの
収納スペースをも充実させた作りに仕上げています。
普段家族が使用する箸・コップ皿などをこちら側に入れ、
お客様用や普段使わないものはバック収納に片付けるようにしています。
今回こちらのお宅では和室は作らずに、ご夫婦の趣味を活かす場として、
奥様は洋裁スペースと収納・ご主人はプラモデル制作スペースと飾棚の充実のご要望で仕上げてみました。
お子様が小さい間は勉強スペースとして使用することもできます。
子供室は皆さん四畳半ぐらいのスペースにベット・
机を置くと残りのスペースは狭くなり有効活用ができません。
そこで、よくご提案するのがロフトを作り、ベットとして使用して
空間を有効に活用できたらと思っております。
このようにお施主様と何度も打合を重ね、最初の出会いから完成まで
長い方で一年かけて家づくりをしていきます。