基礎工事に入る前の準備。
遣り方(やりかた)出しです。
これから建てる建物の正確な位置を決めるために設けるものです。
敷地に建物の位置を地縄で出します。
その周りに、水杭を30本以上カケヤで等間隔打ち込みますが、社長にとってこれは重労働です。
レベルを覗き込みながら杭に基礎高の印をつけ、さらに貫き(ぬき)と言われる板の上を基礎高の位置に合わせます。
建物の四方の壁中心を水糸で出し、その後基礎伏図を見ながら柱が来る位置に印をつけていきます。
その時のマークが稲妻。
天気を見ながらの基礎工事。
地縄の周りをユンボで掘削、砂利を敷いてタッピングランマ―という機械で固めていきます。
この後防蟻工事に入っていただき、シートを被せたら次に鉄筋を組んでいきます。
底のベースになる部分と柱を建てる立ち上がり部分の配筋です。
この時はあいにくの雨でしたので、後日、ベース部分にコンクリートの流し込み作業をして均しているところです。
次の日、立ち上がり部分に型枠をはめ、コンクリートを流し込み4・5日おいて枠を外せば完成です。