西田建て替え物語「床張り」

室内は床張りをしています。
床張りをしています床張りをしています床張りをしています

 

用途によっては壁天井にもモミの板を
張っていく場合があります。

例えば、寝室・クローゼット・トイレ・脱衣室等は
湿気や臭いが気になる場所ですよね。
このような場所にモミの板を張ると、先日も説明いたしましたように、
成分の一種テルペンの消臭・除菌力がここで発揮されます。

自然乾燥させているので、水分以外の成分は残ったままです。
この成分が自然に放出されるのはもちろんですが、
床を歩く、壁を触る、叩くでより多くの成分が空気中に放出され臭い成分を分解して、
水分は板が吸収します。
この水分も空気中が乾燥していましたら、自然と放出されます。

もちろん、この現場でも使用します珪藻土も消臭・分解効果がありますが、
臭い成分を吸収する細かい穴にも限りがあるため、
テルペンのように半永久的ではないようです。

その珪藻土を左官屋さんが壁に施工をはじめました。
珪藻土珪藻土

 

水で練ると海の匂いがします。
これは大昔の珪藻という藻が大量に死滅して
海底に蓄積され、長期年月を経て地表に出てきたものです。

それを壁材として使用しているので、湿っているときは海藻の匂いがするのです。
数日すると乾燥して全く匂いは感じられなくなります。