また別日に屋根工事がはじまり、トラックの上にある機械にロールされたガルバリウム鋼板をセット。
曲がらないように業者全員で真っ直ぐに引っ張り出して形成、それを屋根に上げて設置します。
大工さんが壁下地施工から防水シート、
サッシの取り付けが終わると断熱材工事「アップルゲートセルロース」が入ります。
この工事はいくつかの面で特徴があるので今回は断熱性能についての説明を致します。
まず、米国の新聞紙『SOYINK(大豆油から作られる工業印刷用インク)仕様』を
リサイクルして作られている材料と防虫・防カビ剤として使われているホウ酸を
使用して吹きつける断熱材です。
グラスウールなど使用してないので、安心です。
断熱の役割は、住宅の温度変化をできるだけ小さくすることです。
アップルゲート セルロース断熱は、
「伝導」「対流」「輻射」による熱の移動を効果的に阻止します。
伝導・対流・輻射によって熱が移動するのを効率よく阻止するには、
隙間のない断熱層を作ることが必須です。
どんなに熱伝導率の小さい(熱抵抗値の高い)断熱素材でも、
隙間のある施工では断熱の役割を果たしません。
ある米国の研究報告では5%の隙間が素材の持つ断熱性能を20%低下させるとあります。
高温の時、同じ断熱性能でもガラス繊維は
外気温が下がるにつれて抵抗が小さくなり空気が侵入しやすくなります。
アップルゲートセルロースは温度変化にかかわりなく性能が一定しています。
空気の侵入を防ぐことにより、冷暖房費を軽減できます。
(アップルゲートセルロース断熱材HP参照)