内装が最終段階に入り、
いろいろな業者さんの出入りが多くなってきました。
玄関ホールでは棟梁がモミの木のルーバー造り。
左官屋さんの苦手な浴槽底の石貼り。
『ジグソーパズル好きですか?僕苦手です。』と
静かにパズルのピースをはめ込むように石を置いていました。
見るに見かねてお手伝いをしましたが、パズル好きの私でも難しいと感じる石の組み合わせ。
『ここの隙間に合う手ごろな石がない。』とぶつぶつ二人で裏返したり、回転させたりとがんばって張りました。
お施主様ご要望の浴室の壁は床と同じ研磨された石を貼り、
そして、一部『高野槇』を壁に仕様。(すっごい木の香りが充満しています。)
和室では建具屋さんが引き戸取り付け。
組子の間に一枚のアクリル板を入れ、ビスとめと歯車の調整。
その後襖屋さんが、押入れの襖と障子の搬入。
和室の業者さんが被らないように時間調整をしましたが、そこは人間の作業なので若干のずれはあり、テンヤワンヤの状態。
少し落ち着いたところに畳屋さん。
い草の産地は国産・中国産とあり、通常は当社では国産のい草畳を使用しています。
今回はご指定があり熊本産のい草での畳を納入していただきました。
畳の側面に『熊本県産のい草ですよ』のシールさらに表にはQRコードの付いた印まで差し込まれています。
これはスマホのQRコード機能で情報を読み取ると “どこの熊本のい草農家さんで収穫されました” と情報が提示されます。
畳屋さんの話だと『これはお施主様に取ってもらって下さい。』とのこと。
証明になるんですね。
『最近、い草農家が減り、
国産い草がこれから先、手に入りにくくなってくるでしょう』とも教えて下さりました。